世間からすると「え、いまさら?」って感じだと思いますが、
ただいま、天地明察にハマってます。
いや、昔から好きだったんですけど、とあるきっかけでまたブワッと再燃してしまいました。
映画、小説、漫画と堪能中でございます!!
(私にだけ)定期的にやってくるこの天地明察ブーム。
抑えきれないこの熱をとりあえずここで発散したいと思います!!
映画版「天地明察」
きっかけは映画だった
2012年に映画が公開されたわけなんですが、公開当時どうしてかこの映画が気になって気になって。
何がそんなに気になるのかわからないですが、予告編を見ただけで「あ、私この映画絶対好きだわ」と思いました。
で、見たら、
やっぱりめちゃくちゃ好きでした。
キャスト、ストーリー、題材、全部がツボ。
なんて最高な映画なんだ!!
と思ったもんです。
岡田准一さんの可愛らしさ
主役・安井算哲(渋川春海)をV6の岡田准一さんが演じているわけですが、この岡田さんがホントに良くてね!!
ドラマ「SP」とか映画「図書館戦争」とか大好物で、岡田さんのアクションシーンはいつも口開けっ放しで見てるんですが、まさか「天地明察」でこんなカワイイ岡田さんが見れるだなんてさ!!
それだけでも最高なわけです。
宮崎あおいさんの煌めき
安井算哲の奥さん役、兼、今では岡田准一の奥さんになった宮崎あおいさん。
宮崎あおいさんと言えばなんつっても大河ドラマ「篤姫」。
何を隠そう、大河ドラマ「篤姫」が私、死ぬほど好きなんですよ!!!
篤姫も定期的に一気に見たくなる病が発症するんですが、見る度に号泣してますからね。
その!!大奥で!!篤姫をやっていた!!宮崎あおいが!!出てる天地明察!!
最高じゃないわけない!!!
脇を固めるオジサマ達
天地明察の見どころの一つが、若者の安井算哲をどうしてか助けたくなっちゃう名だたるオジサマ達の存在です。
この、才能のある若者を放っておけない人生の先輩たち、っていう構図がたまらんのですよねー。
本人は全然自信持ってないし、ミスもするし、弱っちい感じなのに、その奥にある情熱が周りを巻き込む感じが最高に美味。
北極出地で建部さん(笹野高史)が病気になっちゃった時は悲しかったなぁ・・・
音楽がいい
なんか異様に煽ってくる音楽だなーと思ってたら、久石譲さんでした!!
どうりでどうりで。
時々もののけ姫みたいな雰囲気になるのなんでやろ、と思ったんですよねw
久石譲さんでしたよー。
何回見ても飽きない
不思議な事に、何回見ても飽きないんですよねー。
何回見てもグオォォォォってなります。
男の真剣勝負。たまらんす。
小説「天地明察」
順番逆だろって感じもしますが、映画を見た後に小説を読みました。
実は私、本ってあまり読まないんです。
唯一、伊坂幸太郎の本だけは欠かさず読むんですがその他は全然読む気しなくて・・・
ただ、ひょんな事から作者である沖方丁さんが知り合いの知り合いだということが判明し、学生の頃なんかのお話も伺ってしまい、「これは読む運命なのだな」なんて大義名分を掲げて読むことにしました。
結果。
超面白かったー!
映画とはまた違う面白さでたまげました。
なんと言っても読みやすい!!
時代小説なんて読んだこと無かったんですが、サラサラ読めて漫画みたいでした。
原作を読むと、映画はエンタメ感が強めなのだなということに気づきますね。
「あの人ここで死なないんじゃん!!」みたいな展開とかあって、1冊の本を2時間にまとめて楽しませるってのは大変なんだなーとしみじみ思ったものです。
ただ、やっぱり登場人物が多くて覚えるの大変でしたけどw
「アレ?どっちが偉い人だっけ?」
ってなるのは時代小説ならではですよねー。
漫画「天地明察」
実は、漫画があるのを知ったのは最近です
実は、この漫画版「天地明察」の存在を知ったのがつい最近でございまして・・・
恥ずかしながら最近読んだのです。
結果。
超面白かったーー!!!!
映画や小説とはまた違う面白さ!!
なぜ今まで読まなかったのだと自分を呪いましたね!!
全9巻、一気読みしました。ほんと、ご飯も食べずに一気に読みました。
電子書籍で読んだのですが、7インチタブレットを長時間持ちすぎて若干筋肉痛になりましたもんね。
絵がかわいい
まず、絵が可愛いです。
終始カワイイ。
安井算哲も、えんさんも、周りのオッサンも、みんなカワイイ。
すんげーわかりやすい
漫画版の魅力は、すごくわかりやすい所!!
映画は色々と簡略化されてたのに対し、この漫画はちゃんと原作を踏襲して丁寧に書かれてる感じがしました。
道策がねーこれまた可愛くてー
碁に真剣で安井算哲と真剣勝負したいのになかなか応じてもらえないとことか、ほんとカワイイ。そしてかわいそう。
なんかもう妄想が広がってヒカルの碁とかに出させてあげたくなっちゃう。
ビジュアル的にもありだし。ヒカルの碁出たら?
映画では横山裕さんがやってて、それもすんごい意外な感じがしましたが、漫画読んでから映画を見ると、なんだか可愛く見えちゃうのが不思議でございます。
復縁だってこともちゃんと書いてくれてる
原作を読むと、安井算哲も、えんさんも一回別の人と結婚して、それぞれ伴侶を亡くして復縁ってなっているんですが、映画ではそれがざっくり切られておりまして。
映画版の残念な所がそれだったんですが、漫画ではしっかりその辺りも描かれていて、なんかすんごい開放感を味わいましたww
そうそう!!お互いに別の人と結婚してたけど、最終的にまたくっつくのがいいんだよー!!って気持ちを昇華させてもらいました。
漫画が一番泣けた
天地明察にはいくつか泣き所があるわけですが、漫画が一番泣けました。
ベッドに横たわって読んでたもんで、リアル枕を涙で濡らしましたもん。
漫画オススメですー。
結局の所、『天地明察』の魅力とは
『天地明察』の魅力は、なんと言っても、誰も不幸にならない、って所じゃないかと思うわけです。
確かに途中、病で亡くなる方なども出てくるわけですが、それも不幸なわけじゃなくて、みんな「安井算哲に任せた」って気持ちがあるから救われる感じがするんですよねー。
映画版ではなぜか安井算哲の師匠である山崎闇斎先生が算哲を庇って亡くなってしまって「え?なんで?」なんて思ったりもしましたが、原作ではやっぱり病で倒れられてたので一安心した記憶もあります。
挑戦相手はあくまで「天」
今では当たり前の事を手計算で解明していく様子がなんとも気持ちいいんだろうなーと思います。
あとは、安井算哲がどこまでも甘やかされてる感じも良きです。
設問もミスるし、暦勝負も外すし、苦悩の日々を送られてましたが、それでも周りは安井算哲に味方して超可愛がっちゃう所にポッとするのかもしれません。
もし、天地明察を見たことが無い方がいるならば、オススメします!!
特に女性が楽しめるかと。
順番としては、映画→小説→漫画がいいかなーと思いますが、映画の端折られっぷりも気にせず楽しめるのであれば、小説→漫画→映画がいいかもしれません。
どれも今から6年前ぐらいの作品ではありますが、今でも十分楽しめますからね!
どうぞお楽しみくださいませ~!