音楽朗読劇『VOICARION』2019 Mr.Prisonerを見てきました(ネタバレあり)

舞台舞台
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去年、ツイッターや友達からの噂で「VOICARIONがやばい」という話をチラホラ聞いていました。
簡単に言うと、ベテランの声優さんが少人数で朗読劇をするという舞台です。
正直去年の公演「信長の犬」を見れなかった事にめちゃくちゃ後悔しておりまして、次の公演があったら絶対見に行こうと思っていました。

というわけで!
行ってまいりましたVOICARION。今回は再演である「Mr.prisoner」です。
出演は山寺宏一さん・林原めぐみさん・上川隆也さんの三名。

正直、朗読劇って生で見るとどうなんだろうという未知への挑戦的なところがあったんですが、

ものすごい臨場感で、生のお芝居見てるみたいでした!!

そして泣けた!!!

素晴らしい脚本と、素晴らしい演技で、終始最高な舞台でした。

以下、ネタバレありな感想書いていきます!

音楽朗読劇『VOICARION』2019 Mr.Prisonerの感想を書くぞ

そもそも私は、10代中旬頃に声優ヲタをやっていました。
ちょうど、Weiβという声優アイドルユニットの先駆け的なグループに相当ハマりまして、関智一や保志総一朗、石田彰などの創成期にドハマリした口でございます。

そんな私にとって、林原めぐみさんとはもはや神。
CDも買ってましたし、ラジオも毎週聞いてました。
ハガキが読まれて狂喜乱舞したこともあったなぁ。

そんなめぐさんの演技を生で見れるなんて、それだけでもう満足感半端ないわけです。

そこへ来て、Mr.Prisonerという脚本でのめぐさんの振り幅が素晴らしくて!!!

最初に大人になったレスという役で声を発するわけですが、もうセクシーすぎて仰け反りました。
なんつーキレイな声!!
声優さんに声がキレイっていうのもなんか平凡すぎてヘドがでますが、でもそういう表現でしか表せないぐらい、ストレートな素敵さ。
やべかったですねー。
レスさん絶対美人だろうな、って感じでした。

更に、子供時代のレス役たるや。

違和感なし。

大人な人が子供時代とか演じるとどうしてもわざとらしさが出たりしますが、そんな事一切ないもの!!
少し声を張ると、語尾にめぐ姉さん節を感じれたのが何よりもテンション上がりました。

最後の、「先生」の叫び。
心臓に刺さったなぁ。
舞台で泣いたの久々です。素晴らしかったです。

そして何と言っても、山ちゃんでお馴染みの山寺宏一さんですよ!!
山ちゃんはわりとテレビでも見かけるので、生の演技ってことにはそこまで高揚感はありませんでしたが。

ただ、やっぱり生山ちゃんの何がすごいって

声がめちゃくちゃイケメン

なんかもうこれも平凡な表現すぎて自分に絶望しますが。
でも、とにかく、声がイケメンなんです。
この舞台では9役もこなしていることが取り沙汰されたりしてますが、個人的にはそれらを凌駕するぐらい、エドワード先生がイケメンすぎてクラクラしました。

何年間も光の刺さない牢獄に入れられてるので、きっと姿が見えるならば超小汚いおっさんなはずなのに。
そこはかとなく溢れ出るイケメン感。
素晴らしい。
これぞ朗読劇の醍醐味って感じでした。
舞台上で一番高い位置にいるってのも、なんか高貴で良かった。

そして、めぐさんと同じくエドワード先生のラストも泣けた。。死ぬほど泣けた。。
彼のその後の人生が幸せなものでありますように!!!

最後に上川隆也さん!
ストーリー上ではそこまで重要なシーンに関わる役ではありませんでしたが、でもその声の渋さが山ちゃんとめぐさんの間にスポッとハマってて、聞いてて超気持ちよかったです。
何よりもスゲーと思ったのが、自分の出番がない時って役者さん座ってお話を聞いてるんですが、上川さん台本一切見ないでページをめくってたんですよ!!
あれって、全部覚えてるって事ですよね。
座っててもずっと客席の方を見て、手元では台本を他の役者さんと同じタイミングでめくってる姿がめちゃくちゃカッコよかったです。

クライブを演じてる時とか、エドワード先生にレスが騙されてると思い込んじゃって、なんとか救い出してあげようと見当違いな正義感を振りかざす所とか、普通だったら「邪魔すんなー!!」と邪険にしたい感じなはずなのに、上川さんが演じるとどこか憎めない。
なんなら「それ勘違いだからー!早まらないでー!」と静止してあげたくなる感じで、可愛かったですw

 

あとはもう、とにかくお話自体も面白くて面白くて。
朗読劇だからこそ面白いってこういう事なんだなーというのを身をもって体感しました。
個人的に超好きな「隠れた才能が開花していく」って展開なのがたまらなさすぎました。
レスが天才で震えたなー。
話の展開に合わせた照明をじっくり見れたのも楽しかったです。
普段のお芝居だとどうしても演技優先なんで照明とか注目できないじゃないですから。

 

あとは、生演奏だったのも素敵でした。
ピアノ、バイオリン、チェロ、パーカスの4名だけにも関わらず迫力満点!
こういうの聞くと、自分も音楽やりたいなーと思うんですよねー。(元吹奏楽部員あるある)

あとピアノの演奏が見える席だったんですが、なんと譜面がタブレットでしたよ!!
思わずじっと見ちゃいました。
楽譜が自動的にめくれてるっぽかったんですが、あれは誰かが操作してくれてるんでしょうか。
音聞いて勝手にページ送りされるわけじゃないですよねぇ?
ステージにもIT化の波が押し寄せているのを感じたのでした。

来年も見に行くぞ!!

来年もVOICARIONは公演が決まっております!
今度は山ちゃんとめぐ姉さんと宮野真守さん。
これは競争率高くなりそうだぜー

個人的には信長の犬も、同じキャストで再演していただきたいと思っております!!
朴璐美さん大好きなんですー。
朴璐美さんの織田信長が聞きたーい!!

どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m